不動産業界では、いまが一年で一番落ち着いている季節。空室をお持ちの大家さんはその空室を利用したリフォームの練習などいかがでしょう?クロスの貼り替えくらいであれば、業者さんにお願いせずとも簡単にできちゃうんですよ!所有するある物件の一室で行った、私のセルフリフォームの実験をご紹介しましょう。
築32年・2DK・44.21㎡のお部屋がどう生まれ変わるのか?私自身もとてもワクワクしながらリフォームに取り掛かったことを覚えています。実験では、オーソドックスな6畳の和室を洋風にアレンジしてみることにしました。
こんな和室です。壁には量産版クロスが貼られ襖も汎用品。なんの特徴もないので、内見にいらしたお客様の印象に残ることもないでしょう。それではなかなか入居が決まりません。お客様にインパクトを与えるような部屋にすること。それが、このリフォームの目的でした。
選んだクロスはこれ。施工途中ですが、鴨居の下の部分が変わっただけでも随分と印象が変わるものです。最近のクロスは施工も簡単。既存クロスの上から貼ることができるので、原状回復が求められる賃貸住宅でも貼ることができます。
壁の次は床を工夫してみることにしました。実験ではフローリングカーペットを試してみることにしました。作業はとっても簡単!フローリングカーペットを畳の上に乗せるだけというもの。
いかがでしょう?こんな感じに仕上がりました。今回のリフォームで要した費用は締めて3万円弱。クロスに1万円、フローリングカーペットに1万5900円、糊と道具代少々という内訳になります。
始めるまでは億劫に感じるかもしれませんが、ひとたび取り掛かってみると楽しいものです。9月以降、秋の引っ越しシーズンを迎えます。間近に迫った秋の繁忙期に向けて、お持ちの空室のイメージチェンジをしてみてはいかがでしょう。稼働率を少しでも高く保ちたいという不動産投資家の皆さんにも実践していただきたい、コスパ抜群も抜群、セルフリフォームのご紹介でした。