これらを地道に実践した結果、それなりの売上が上げられるコインランドリーへと成長することができました。売上に悩むコインランドリーオーナーさんの参考になれば幸いです。
カテゴリ:コインランドリー
2019-07-05
「空室活用ビジネス(コインランドリー編 - 2)」でお話しましたが、開業当初は赤字の連続だった私のコインランドリー。今でこそ収益を上げられるお店へと成長しましたが、そこまでどうやってたどり着いたのか?赤字脱却までの道のりについてお伝えしたいと思います。
・売上10万円からのスタート
ん!?確かシミュレーションでは56万円の売上を見込んでいたと思ったが… シミュレーションの額はもちろんのこと、オープン当初からいきなり自分なりの見積もりで算出した売上を上げられるとは思っていませんでした。ただ、ここまで少ないとも思っていなかったのも事実です。このままの売り上げ水準が続いたら大変なことになりますが、認知が進むにつれて売上は伸びる!そう信じて、リピーターを増やすことと認知をしてもらうこと、しばらくはこの2つを重視することに。
実は、多くのお店においてオープン当初の売上はその程度のようです。「開業から2ヶ月経っても、売上は予想を遥かに下回る額。今後が心配です」というメッセージをいただいたこともありますが、そのオーナーさんには、上記の2点に注力してしばらく辛抱してみることをお勧めしました。
「リピーターを増やす」「認知してもらう」の2つにリソースを集中させてから、当初20万円以上の赤字を出していた私のお店の収支は、7か月後には黒字となり、その後順調に売上を伸ばしていくことができました。当初10万円台だった売上は5か月後には20万円台に伸び、その後もコンスタントに30万円台の売上を上げるまでに成長、月によっては40万円を超える売上を記録することも。信じて愚直にやってきたことが報われ、本当に嬉しかったです。
2年目になると売上の伸びは鈍化したものの前年比31%増、3年目の売上も前年比20%程度の伸びとなりました。一説によると、コインランドリーの売上は開業後5年間は伸び続けるといわれています。
・「リピーターを増やす」「認知してもらう」ために具体的に何をしたか?
取り敢えずお店を出せば、お店の存在自体が宣伝となりある程度は売上が伸びていくことでしょう。 ただ、それでは単なる「投資」であって、ビジネス(業)とはいえません。コインランドリーをビジネスとして捉えるのであれば、オーナーには経営者としての努力が求められます。
まず私が試してみたのがポスティング。ですが費用対効果があまりよくありませんでした。労せずして各家庭にビラを投函することはできますが、その分コストが掛かります。そして、ほとんどの家庭では投函されたビラは、目を通すことすらされず、ゴミ箱に直行ということになるでしょう。
宣伝に即効性を期待してはダメで、お店作りやお客様の喜びそうなサービスを考案することでリピーターを増やし、口コミで広めてもらう作戦に変更することにしました。私のお店で実践したのは次のようなことです。
・日々のお掃除で店内をキレイに保つ
・夜間女性一人でも安心して利用できる明るい店内
・追加の看板を設置して視認性の向上を図る
・ご意見ノートでお客様の要望を聞き出す
・いただいたリクエストやクレームへのスピード対応