とはいえ、そんなに簡単に融資が受けられるのか?どの程度の金額まで融資してもらえるのか?そんな、融資に関する疑問をお持ちの方も多いことでしょう。そんな方に向けて、融資額を決定する重要な要素となる担保の評価方法などを、ご説明しましょう。
カテゴリ:不動産投資
2019-06-17
不動産投資において、効率よく投資規模を拡大していくことを考えると、金融機関からの融資は欠かせません。レバレッジを効かせた不動産投資とそうでないものとでは、投資規模の拡大という点において歴然とした差が生じます。
例として、価格5000万円で利回り10%の物件(便宜上、二棟目以降も同様の物件を購入するとします)を購入するケースを考えてみましょう。物件価格の20%(1000万円)の自己資金を準備し、不足の4000万円は融資で賄うとします。
この物件が生み出す年間家賃収入は500万円ですので、物件購入後2年で、当初準備した自己資金と同額の1000万円の家賃収入が得られることになります。つまり、初めて物件を購入してから僅か2年で、二棟目購入の準備が整うことに。二棟目購入後の年間家賃収入は1000万円。ということは、二棟目購入から1年、一棟目購入から3年という短期間で三棟目を購入することができるのです。融資を受ければ、このように加速度的に投資規模を拡大していくことも不可能ではありません。
では、価格・利回りともに同じ条件の物件を、現金決済で買い進めていくケースを考えてみましょう。二棟目の物件の購入費用5000万円の準備ができるまでの期間は、二棟目の物件価格(5000万円)÷一棟目の年間家賃収入(500万円)=10年。さらに5000万円を用意して三棟目の物件を購入することができるのは、三棟目の物件価格(5000万円)÷一棟目と二棟目の家賃収入の合計(1000万円)=5年となり、三棟目の購入までには15年もの年月を要することに。
このように、融資を受けてレバレッジを効かせた投資と、現金決済のみで買い進めていく投資では、規模拡大のスピードにおいてかくも大きな差が生まれます。不動産投資の規模を効率よく拡大することを目指すのであれば、融資を賢く利用した手法を採用するのがおすすめです。