経済的自由を!近い将来セミリタイアしたい!ロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」に感化され、不動産投資を始めようかと思っている人も多いことでしょう。ところが、昨今の不動産相場の上昇で、収益物件の価格も高止まりの様相を呈しています。同時に、魅力的な利回りの物件も、ひと昔と比べて随分少なくなってしまったなぁと感じます。そのようなこともあり、不動産投資を始めることに慎重になっている人もいることでしょう。でも、それはとても健全なことで、リスクのことも考えずに安易に投資を始めてしまうような人は、どこかで失敗します。
不動産投資にはどのようなリスクが存在するのか?リスクにはどのように対応したらよいのか?ご説明いたしましょう。
まずは、購入した物件に隠れた瑕疵、つまり欠陥が潜んでいることも珍しくはありません。建物の傾きや壁や窓の破損といった、目に見える欠陥は素人でも見つけることができるかもしれませんが、雨漏り、蟻害(シロアリ)、排水管や給水管の破損など、見えない部分の欠陥は見つけるのが困難です。そして、売主が個人である場合、瑕疵担保責任を負ってもらえないのが一般的です。よって、買主は建物の欠陥に対するリスクを多かれ少なかれ負わされることに。そのリスクをいかにして減らすか?中古アパート・マンション投資ではそれがとても重要になります。
どうすれば瑕疵に対するリスクを減らせるか?宅建業法の改正で、不動産を売買する際には、インスペクション(建物状況調査)を実施する者の斡旋の要否の確認が受けられるようになりました。つまり、必要に応じて買主はインスペクター(住宅診断士)の紹介を受けることができるようになったのです。インスペクターは、建物の状況を診断するスペシャリストです。物件を購入する前に、インスペクターによる住宅診断を受ければ、瑕疵に対するリスクを減らすことができるでしょう。一般的に、インスペクションに要する費用は5万円~6万円程度。欠陥のある不動産をつかまされることを考えれば、必要な投資といえるでしょう。
当社にお問い合わせいただいた物件調査の際は、インスペクター・住宅診断士である私が立ち会います。サービスの一環として、建物の状態に関して、お客様の疑問にお答えさせていただきます。